イースターのお祝いには、メニューにぴったりの厳選されたワインが欠かせません。伝統的なイースター料理は、味わいも食感も実に多彩。そうした食体験の魅力を引き立てる理想的なパートナーがフランスワインです。そこで、クレマンのスパークリングワインやシャンパーニュから、爽やかなソーヴィニヨン・ブラン、風味豊かなガメイまで、イースターメニューとフランスワインのベストな組み合わせをご紹介します。ゲストを喜ばせ、お祝いのごちそうの一口一口をさらに引き立てるためプロが選んだ、フランスワインとイースター料理のペアリングを参考にしてください。
アペタイザー/サイドディッシュ
デビルドエッグ(ウフ・ミモザ) — シャンパーニュ
イースターディナーパーティーを開くときも、のんびり楽しむ日曜のランチを用意するときも、一つだけ確かなことがあります。それは、デビルドエッグがイースターの前菜の定番であり、泡立つシャンパーニュほど、食事の幕開けを飾るにふさわしいペアリングはないということです。フランスのシャンパーニュ地方で造られる最高級のスパークリングワインは、理想的なアペリティフ。すっきりした酸味と爽快な口当たりが食欲を刺激し、これからゆっくり楽しむ食事に備えて口の中をリフレッシュしてくれます。さらに、酵母由来の風味と爽やかな泡立ちが、デビルドエッグらしいマヨネーズとマスタードのフィリングのこってり感をほどよく和らげ、一口ごとにバランスの取れた満足感をもたらします。
アスパラガスのロースト — ソーヴィニヨン・ブラン
野菜とワインのペアリングは難しいと思われがちですが、そんなことはありません。ハーブのような香りときりっとした酸味を持つソーヴィニヨン・ブランは、青野菜によく合います。フランスを代表するソーヴィニヨン・ブランの二大銘醸地はサンセールとプイィ・フュメですが、トゥールの街を中心に約5,000ヘクタールのブドウ畑が広がる広大なトゥーレーヌにも、手頃で風味豊かな銘柄がたくさんあります。トゥーレーヌ産のソーヴィニヨン・ブランは、生き生きとした酸味と柑橘を思わせる果実味、そしてチョーク質のニュアンスと際立つミネラル感で知られています。
スカラップド・ポテト — シャルドネ
スカラップド・ポテトは、イースターの食卓に欠かせない定番サイドディッシュの一つ。薄くスライスしたジャガイモと玉ネギにバターたっぷりのクリーミーなソースを合わせたこの料理は、誰からも愛される一品です。ボリュームのあるスカラップド・ポテトには、料理に負けないコクがありながら、後味をすっきりと整えてくれるワインがよく合います。そこでおすすめしたいのが、さまざまな料理と相性の良い白ブドウ品種、シャルドネです。リッチな味わいがお好きなら、ブルゴーニュの名高いコート・ド・ボーヌ、もう少し酸味をお求めなら、すっきりした酸味で知られるシャブリを選ぶとよいでしょう。プロのアドバイス:フランス各地の手頃な銘柄を探すなら、ラングドックやロワール渓谷などで造られる「ヴァン・ド・フランス」にも目を向けてみてください。
メインディッシュ
イースターのローストラム — ピノ・ノワール
多くの人にとって、イースター料理の主役はラムです。ローズマリーやパセリなどの香り高いハーブ(定番のプロヴァンス・ハーブ)をふんだんに使い、風味豊かに仕上げたこのメインディッシュには、同じように風味豊かなワインがよく合います。おすすめは、ジビエや鶏肉、さまざまな赤身肉と相性の良いピノ・ノワールです。AOCブルゴーニュのワインは、赤い果実を思わせる風味とアーシーなニュアンスが特徴で、スパイシーなハーブの香りを引き立ててくれます。
グレーズド・ハム — シュナン・ブラン
イースターのラム料理の代わりに、甘みと塩味が調和したレシピをお探しなら、グレーズド・ハムがおすすめです。ハチミツ、ブラウンシュガー、ディジョンマスタードで調味したグレーズド・ハムは、さまざまな好みに応える満足感の高い一品。同じく万人に好まれるシュナン・ブランとの相性も抜群です。ロワール渓谷一帯で栽培されるシュナン・ブランからは、極辛口から甘口まで、幅広い味わいのワインが造られています。ロワールらしい味わいをお求めなら、AOCヴーヴレが記載されたボトルを探してみましょう。ソーヴィニヨン・ブランと同様に、「ヴァン・ド・フランス」の個性豊かな銘柄も見逃せません。
ローストポーク(シュヴァイネブラーテン) — ガメイ
ラムやハムはひとまず忘れてください。ドイツでは、シュヴァイネブラーテンと呼ばれるローストポークが、イースターランチの主役です。キャラウェイ、タイム、白こしょうなどをブレンドした独特のスパイスで仕込んだこの代表的な肉料理は、外側はこんがり焼いて、中身をジューシーに仕上げる人気の一品。この料理に合う同じくジューシーなワインを探すなら、ボジョレーのガメイ主体の赤ワインがおすすめです。すっきりした酸味とまろやかなタンニンが豚肉のやわらかさを引き立て、ペッパーのようなニュアンスがブレンドスパイスの持つほのかな辛味と心地よく調和します。プロのアドバイス:ボジョレー以外のガメイをお探しなら、ロワール渓谷やオーヴェルニュ、サヴォワなどで造られる多彩な「ヴァン・ド・フランス」にも目を向けてみてください。
デザート
チョコレートエッグ — ヴァン・ドゥー・ナチュレル(モーリやバニュルス)
チョコレートに合わせるワインの鉄則は、デザートより甘いものを選ぶこと。そこでおすすめしたいのが、フランスでも最も歴史あるワイン製法の一つ、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。南仏オクシタニー地方のモーリやバニュルスを中心に醸造されている特別な甘口ワインは、ポートワインと同じような製法で造られます。途中で無色透明の蒸留酒を加えて発酵を止めることで、アルコール度数の高い、甘いワインに仕上げるのです。ヴァン・ドゥー・ナチュレルとポートワインはどちらも(グルナッシュ・ノワールなどを使用した)赤が主体ですが、アンブレ(琥珀色の)タイプもあります。
ストロベリータルト(タルト・オ・フレーズ) — ロゼ・シャンパーニュ
イースターの食事を華やかに締めくくりたいなら、始まりと同じようにシャンパーニュを合わせるのがおすすめ。ただし今回は、ロゼを選びましょう。ピノ・ノワールを使用したスティルワインを少量加えて造られるロゼ・シャンパーニュは、クランベリーやラズベリー、トースト、そしてイチゴを思わせる風味で知られる、爽やかで果実味豊かな味わいが魅力。タルト・オ・フレーズの甘い果実と香ばしい生地を引き立てる、理想的なパートナーです。ゲストの心に残る、最高のペアリングになるでしょう。
ホットクロスバンズ — クレマン・ダルザス
ホットクロスバンズは英国のイースターに欠かせない定番の菓子パン。甘さとスパイス、そして酵母の風味がハーモニーを奏でる味わいが人気です。このパンは通常、シナモン、ナツメグ、オレンジピールを加えて作り、表面にはアイシングで十字模様のデコレーションを施します。甘みと塩味が調和したホットクロスバンズに合わせるなら、アルザスを代表するスパークリングワイン、クレマン・ダルザスがおすすめです。ピノ・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、シャルドネ、ピノ・ノワールをブレンドするクレマン・ダルザスは、シャンパーニュと同じ製法で造られていますが、価格は数分の1と、お手頃です。
💌 Taste France family編集部一同より ― 楽しいイースターをお過ごしください。Joyeuses Pâques!
Contributor
Editor