フランスのビストロで親しまれている定番メニュー。こんがりとトーストしたバゲットに、とろりと溶けたフランス産の山羊乳チーズ、はちみつ、クルミを合わせ、新鮮なグリーンサラダとともに味わいます。軽めのランチやビストロ風ディナー、前菜としてもおすすめです。
この温かいシェーヴルチーズのサラダは、フランスのビストロで愛されてきた定番料理です。家庭でも手軽にその美味しさを再現できるのが魅力で、シンプルながら満足感のある一皿。シャキッとした葉野菜に、カリッと焼いたバゲット、その上には温かくとろける山羊乳チーズ。さらにクルミの香ばしさとディジョンマスタードのドレッシングが加わり、力強い風味とフレッシュな食感が見事に調和します。
フランス産の山羊乳チーズと一口に言っても、「フロマージュ・ド・シェーヴル」、あるいは単に「シェーヴル」と呼ばれ、さまざまな種類があります。このレシピでは、繊細でクリーミーな口当たりが特徴の棒状チーズ、AOP サントモール・ド・トゥーレーヌを使用していますが、一般的な丸太形の山羊乳チーズ(ブッシュ・ド・シェーヴル)を輪切りにしても美味しく作れます。クロタン・ド・シャヴィニョル(AOP)や、アルデッシュ産のピコドン(AOP)、ドルドーニュ産のロカマドゥール(AOP)など、小ぶりで丸いタイプの山羊乳チーズもおすすめです。それぞれに個性があり、異なる表情の味わいを楽しめます。クロタン・ド・シャヴィニョルはしっかりとした食感で、ナッツのようなコクとほのかな酸味が特徴。ピコドンはやわらかく、芳醇な香りが印象的。そしてロカマドゥールはとろりとしたクリーミーさが魅力で、温かい料理によくなじみます。
サラダ・ド・シェーヴル・ショーのアレンジは無限大。トマトの代わりにフランス産のリンゴや梨、イチジクなどを使って、甘みのコントラストを加えるのもおすすめです。クルミをヘーゼルナッツやピーカンナッツ、松の実に替えることで、風味の違いも楽しめます。また、ベーコンの代わりにバイヨンヌ産ハム(IGP)を使えば、より地域色豊かな一皿に。さらに贅沢に仕上げるなら、パン粉をまとわせて焼き上げた「シェーヴル・パネ」もおすすめ。チーズに小麦粉、溶き卵、パン粉を順にまとわせて、軽く揚げる、または焼くことでサラダにリッチなコクと食べ応えが加わります。
このサラダは、ツナやオリーブ、固ゆで卵を使ったニース風サラダや、南西地方の鴨の砂肝とクルミを合わせたペリゴール風サラダ、フリゼレタスにラルドン、ポーチドエッグを添えたリヨン風サラダと並び、フランスを代表するサラダのひとつです。
準備に必要な時間
材料 For
作り方
1
オーブンを200℃(グリルモード)に予熱する。
© Myriam Baya
2
ベーコンを使う場合は1cm幅に切り、オリーブオイルを引いたフライパンで、中火でカリッとするまで焼く。
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3
スライスしたバゲットに厚めに切った山羊乳チーズをのせる。はちみつを軽く回しかける。
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4
天板に並べ、チーズがやわらかくとろけ、表面が軽く色づくまでグリルで5〜8分焼く。
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5
オイル、酢、マスタード、塩、胡椒をよく混ぜ合わせてドレッシングを作る。
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6
ミックスリーフとトマトをドレッシングで和えて皿に盛り付ける。その上に焼き立てのチーズトーストをのせ、くるみと、お好みでカリカリに焼いたベーコンを散らし、できたてを召し上がれ。
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