南仏ソリエス産イチジク「ブルジャソット・ノワール」を味わったことはありますか?一流料理店のシェフの要求に応えてきた青果卸Natooraは、常に最高級のものを探し求めており、小規模農家と緊密に協力しながらサステナブル農業を後押ししています。イチジクなら、保護原産地呼称(AOP)に指定されているこの品種が一番のお薦めだそうです。 

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知っておくべきこと

ブルジャソット・ノワールは、プロヴァンス地方のトゥーロン北東部で栽培される、AOP ソリエス産イチジクの品種です。これは古代から伝わる品種で、2006年から原産地呼称に認定されています。養分やミネラル分に富む砂質ローム土壌であることも、長きにわたって栽培されてきた理由の一つです。その名が示すように、黒に近い紫色の厚い皮と赤い美しい果肉が特徴です。温暖な気候が作り出す甘く濃厚な独特の風味は、多くのシェフから愛されています。 

フランスの紫イチジクの71%はヴァール県産で、年間1,500~2,000トンを生産しています*。 

 

「ブルジャソット・ノワール」のみを扱う理由 

Natooraでは、一種類の主要品種に絞り、推すようにしています。その方が、皆さんに品種についてより深く知ってもらえるからです。複数の品種があると、混乱させてしまうこともあります。  

また、シーズンを通して同じ品種の味の変化を楽しむのも面白いのです。8月上旬はそれほど甘くありませんが、旬に近づくにつれ、太陽をたっぷり浴びて熟していきます。 

 

調達方法 

ブルジャソット・ノワールのシーズンである8月から10月までの間、Natooraではこの品種以外は取り扱いません。バイヤーは通常、市場に出向き、全ての品種のイチジクを試食し、その中から最も美味しいものを選定します。6件の農家からなる協同組合が栽培するブルジャソット・ノワールは、最高のイチジクとして選ばれました。剪定から収穫まで、全てを手作業で行い、化学物質を一切使用していません。彼らは60年以上も前からずっと同じやり方で、伝統的な栽培技術を守り続けているのです!  

英国の輸入卸は、イチジクが完熟した状態で届くよう、サプライチェーンを改良しました。樹上で完熟させてから出荷するには、多大な繊細さが求められますが、生産者と直接取引しているため、最適なタイミングで収穫することができます。それにより、最高の状態で英国に届けることができるのです。  

 

調理方法 

Natooraの顧客であるシェフ、マイケル・クレス氏(@skinnylittlefatman)は、イチジクは手で割いて食べることを勧めています。割くことで果肉が少し潰れ、果汁が溢れ出ます。ナイフでカットするのも見た目がきれいですが、手で割いたイチジクには素朴で美味しいという魅力があります。  

夏場は何もつけずに、そのまま食べるのが一番です。また、秋口になり気温が下がってきたら、グリル調理がお勧めです!甘く濃厚なイチジクは、甘味と塩味のバランスを取ることが重要です。このシェフが作るイチジク、ブラックベリー、ヘーゼルナッツのサラダは、グリルした熱々のイチジクと冷たいラルドが絶妙にマッチします。ラルドがイチジクに溶け込み、ちょうど良い塩味が加わります。 

イチジク、ブラックベリー、ヘーゼルナッツのサラダ 

フランス風にアレンジするなら、バイヨンヌ産ハム、ヤギ乳チーズ、イチジクのクロワッサンドをお試しください!

 

保存方法 

常温で保存してください!トマトと同様、柔らかさや甘さを保つには常温である必要があります。冷蔵庫に入れてしまうと、風味が失われてしまいます。ブルジャソット・ノワールは化学物質を一切使用せず、完熟の状態で売られているため、とてもデリケートです。お早めにお召し上がりください。 

 

どこで買える? 

Natooraでは、レストランだけでなく一般家庭でも購入することができます!NatooraのアプリやOcadoでのオンライン販売、ロンドンの直営店や、ホールフーズ、ウェイトローズの一部店舗など、さまざまなチャネルで購入することが可能です。 

natoora.co.uk

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