Chenin_Blanc
取材

白ブドウ品種 シュナン ロワール渓谷のフラッグシップワイン

Pierrick Jegu Pierrick Jegu, エディター 2020.12.03
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協力:  Logo Vins du Val de Loire

目の覚めるような爽快感のある風味、辛口ワインも長期保存のできるデザートワインも生み出す能力、そしてテロワールとヴィンテージの両方の特質を取り込むスキルを備えたこのぶどう品種は、他に類をみないほどユニークな特徴が満載です!実に個性的なこのぶどう品種の本拠地を詳しく見ていきましょう。

南アフリカからカリフォルニア、ニュージーランド、アルゼンチン、そしてオーストラリアに至るまで、シュナンは世界中のぶどう畑で栽培されています。実際、20197月には、主難に関する国際会議まで開催されました。その開催場所は、Angers(アンジェ)です。これは偶然ではありません。

実は、ロワール渓谷がシュナンの原点なのです!

シュナンは幅広い緯度で栽培できますが、ロワール渓谷、特にアンジュ(Anjou)やトゥレーヌ(Touraine)で非常によく育ちます。この地域で最も重要な白ワインのぶどう品種であり、サヴェニエール(Savennières)、ソミュール(Saumur)、コトー・ド・ソミュール(Coteaux-de-Saumur)、コトー・デュ・レイヨン(Coteaux-du-Layon)、コトー・デュ・ロワール(Coteaux-du-Loir)、ボンヌゾー(Bonnezeaux)、ヴーヴレ(Vouvray)、カール・ド・ショーム(Quarts-de-Chaum)など有名な銘柄に使われる人気の品種です。多くのワイン醸造業者がこのぶどう品種のファンであると言っても過言ではありません。10世紀に「アンジュ・プラント」の呼称で呼ばれ、16世紀にはフランスの作家フランソワ・ラブレーが「シュナン」の名で広めたこのぶどう品種には、最も野心的なワイン生産者さえも虜にするのに十分な特徴があります。実際、大量の優れたシュナンが栽培されているソーミュロワ(Saumurois)地方の大規模生産者ティエリ・ジェルマン(Thierry Germain)は、囲いがされた区画の一つにこのぶどう品種専用のコンサバトリーを作る計画を進めています。

Thierry Germain_Chenin
  • ©Louis-Laurent Grandadam

    辛口ワインから甘口ワイン、スパークリングまで シュナンは万能!

    「日照り続きの乾燥した気候では、シュナンから優れた白ワインやスパークリングワインが生まれます。秋の霧、海の影響のいずれによっても、適度な湿度があればスイートワイン、セミドライワイン、デザートワインが生まれます」と説明するのは、アンジュ(Anjou)のショドゥフォン・シュル・レイヨン(Chaudefonds-sur-Layon)でワインの生産に携わるパトリック・ボードゥアン(Patrick Baudouin)です。「シュナンは様々な気候に適応できるため、あらゆる種類のワイン造りが可能です。ドライ、セミドライ、スイート、デザート、そしてスパークリングワインさえ造ることができます」。パートナーのアンヌ=セシル・ジャドー(Anne-Cécile Jadaud)と共同で優れたワイナリーペラロール・ジャドー(Perrault-Jadaud)を経営するタンギー・ペロール(Tanguy Perrault)は、次のように語ります。「この地区に初めて来た当時、ヴーヴレ(Vouvray)だけがスパークリングワインを造れると思っていました。ここで何でも造れると知ったときは、本当に驚きました」「シュナンの柔軟性は驚異的です。あらゆる種類のワインを造ることができます。すぐ前にできたものとは別のワインができるのです」。シュナンは個性豊かで、その大胆で爽快なスタイルとともに絶妙なバランスのアロマでよく知られていますが、このアロマの特徴はワインの濃度によって白い花、ドライフルーツ、カリン、アプリコット、シトラスへと変化します。個性的な他のぶどう品種と違い、シュナンは独自のフレーバーを主張するかわりに周囲の環境の特徴を受容するのです。

    Anne-Cecile_Jadaud_Chenin
  • ©Louis-Laurent Grandadam

    畑のテロワールを忠実に反映

    シュナンは、いかなるヴィンテージであってもその真の性質を発現させることができるため、栽培地のテロワールの特徴を取り込み、微細なニュアンスまで余すところなく表現し尽くすワインを生み出します。たとえば、ソーミュロワ(Saumurois)地方やトゥレーヌ(Touraine)地方の粘土・石灰岩を多く含む土壌で栽培されたシュナンは、アンジュ(Anjou)によくみられる泥板岩の土壌で栽培した場合と比べて、やや鋭い、ぴりっと刺すような酸味を持ちます。この品種は、たとえ同じ敷地内であっても、ある区画から別の区画へと場所が変われば、きわめて幅広い様々な形で土壌と相互に作用し合うことができるのです。シュナンの主な特徴として、辛口ワインやデザートワインだけでなく、スパークリングワインを生み出すことができます。また、アペリティフからデザートに至るまで、多彩なフード&ドリンクのペアリングがシュナンによって触発され、生み出されています。ロワール地方で栽培される白ワインのぶどう品種のなかでも最も優れたシュナンは、魚料理やソース料理、鶏のクリーム煮、タジンのようなスパイシーでエキゾチックな料理、ブルーチーズやアップルパイによく合います。さあ、ご家庭であなただけの美味しいペアリングを作ってみましょう!

    Chenin_Petillant
  • ©Louis-Laurent Grandadam

    PDO Vosges Pine Honey
    AOP ヴォージュ産モミの木はちみつ
    Grenoble Walnuts and Périgord Walnuts
    AOPグルノーブル産クルミとAOPペリゴール産クルミ
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