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フランス産ビールでスポーツ観戦

山本真紀 山本真紀 , ワインライター 2021.08.13
Watching sports with French beer
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PGI Burgundy mustard

IGP ブルゴーニュ産マスタード

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Olive oil and blue background

AOP ヴァレ・デ・ボー・ド・プロヴァンス オリーブオイル

オイル&オイルシード
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Sanlucar

Potatoes from Sanlúcar

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猛暑のなか、数々のスポーツ大会が開催されて盛り上がる夏。テレビやインターネット配信で試合をチェックする時間も自然と増えるシーズンです。スポーツ観戦のお供にふさわしいお酒として、まず思い浮かぶのがビールですね。「キンキンに冷えたビールを一気飲み」も爽快だけれど、今回は「個性的なビールの旨味をゆっくり確かめつつ味わう」、そんなシックな楽しみ方をオススメします。

フランスでは毎年、月から 7 月にかけて開催される自転車レース「ツール・ド・フランス」で大いに盛り上がります。月になれば、山々を駆け抜ける大会「ウルトラ・トレイル・デュ・モンブラン」に注目。日本では、自分のペースで時間や距離をコントロールできるランニングの人気がじわじわ高まっていますが、雄大な大自然を舞台にしたトレイル・ランニングとなれば、ランニング未経験の人たちもテレビ観戦が楽しくなるスポーツです。ところで、2024 年のオリンピック開催地はフランスのパリだと知っていましたか? 「今年の東京五輪が無事閉幕、パリ五輪へと繋がりますように」と願いを込め、今夏のスポーツ観戦用ビールはフランス産をチェック!

多彩で上質なフランスのビール

一人当たりの年間ビール消費量、フランス人は約 32 リットルなり。日本人の約 40 リットルよりは少なめなのは、フランスで「量より質」の考え方が進んでいることも関係しています。ただガブ飲みするでなく、新しい味覚体験を求め、ワインと同じようにビールも丁寧に作られたものをきちんと味わうのです。そんな飲み手たちをリードするのが、アルザス地方をはじめ北フランスを中心にひしめくビール醸造所。2006 年は約 250 軒程度だった醸造所も、2018 年には 1600 軒へ。フランス国内の醸造所軒数は、ヨーロッパ随一となりました。多くの醸造所は小規模で、工夫を凝らしユニークなクラフトビールを造ります。だから、軽い飲み心地の「ピルスナー」や「ライトラガー」から、熟成感を味わう「フレンチスタイル(Bière de Garde)」まで、様々なタイプのビールが選び放題。近年は有機ビールの人気も高まっています。フランスの学者、ルイ・パスツールが発見した低温殺菌法(パスチャライゼーション)が、牛乳やワインだけでなくビール造りにも活かされ、品質の安定したビールがフランスで産み出されてきたのですね。
なお、カジュアルな料理を提供するフランス料理店を指す「ブラッスリー」。コレ、もともとはビール醸造所やビールを提供する場の名前でした。フランスはワイン大国のイメージが強いものの、昔も今もアペリティフとしてのビールは定番中の定番です。

フレンチマスタードの香るポテトサラダを

ビールが決まれば、次はアミューズ(ツマミ)の準備へ。
ビールと仲良しのポテトサラダ、魚介類をたっぷり入れてオトナ風にアレンジしてみましょうか
?!
作り方は簡単、「1:具材を用意」「2:混ぜて和える」の 2 ステップ。
まずは海老、帆立、タコなどお好きな魚介類、茹でポテト、塩もみして水気を絞った玉ねぎスライス、塩ゆでした枝豆などの夏野菜を、ほぼ同じ長さやサイズにカット。
それら全てを混ぜ、適量のフレンチマスタードとオリーブオイルを絡ませます。魚介、塩もみした玉ねぎに塩気が残っているので、後はマスタードの香りとやわらかい刺激、オリーブオイルのコクをプラスするだけで完成しちゃうのです。マスタードは、ビネガーのきいたマイルドなディジョンタイプでも、種入りのアンシエンヌタイプでも、お好みでどうぞ。

ちなみにツール・ド・フランスのルート上には、そのマスタードの産地として有名なブルゴーニュ、そしてオリーブオイルの一大産地であるプロヴァンスが組み込まれていました
日本の総菜、ポテトサラダをフレンチ風味にアレンジすれば、フランスに縁のあるスポーツ観戦時、フランスビールのお供にピッタリですよ。

抹茶
抹茶
IGP ゲランド産フルール・ド・セル
IGP ゲランド産フルール・ド・セル