
本場フランスのそば粉のガレット(ガレット・ド・ブレ・ノワール、ガレット・ブルトンヌ、ガレット・ノルマンドと呼ばれる)は、フランス北西部ブルターニュ地方で生まれた塩味のクレープ。昔から、そば粉、水、塩で作るグルテンフリーのガレットは、素朴な風味と縁のカリッとした食感が特徴です。肉(地元名物のゲムネ産アンドゥイユ)やさまざまなチーズ、魚などを使ったバリエーションも豊富ですが、今回ご紹介するのは、本場ブルターニュの「ガレット・コンプレット」。シンプルで飾り気がないのに満足度の高い正統派レシピです。フランス産シードルをボウル(そう、ボウルです!)で添えて、できたて熱々のガレットをどうぞ!
ガレットはブルターニュ料理の定番であり、地元でも特に人気のある料理の一つ。海辺のクレープリーで楽しむことも自宅で作ることもできる、伝統的なそば粉のガレットは、まさにフランス郷土料理の代表格といえるでしょう。大きな「ビリグ」(ブルターニュの昔ながらの丸い鉄板)で焼くと独特のカリッとした食感が生まれますが、普通のフライパンでも十分美味しく仕上がります。
準備に必要な時間
材料 For
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ガレット生地(約20枚分)
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750 ml
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10 g
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1 個
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具材(4枚分)
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4 個
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作り方
1
ガレット生地を作る:大きめのボウルにそば粉を入れて中央にくぼみを作り、塩を加える。水を少しずつ加えながら、ダマにならないよう木べらでよく混ぜる。なめらかになったら卵を加え、さらによく混ぜ合わせる。

2
生地を寝かせる:ボウルに清潔なふきんかラップをかけて、冷蔵庫で約2時間休ませる。こうすることで、そば粉がしっかり水分を吸収し、焼いたときの食感が良くなる。
3
ガレットを焼く:生地を寝かせたら、フッ素樹脂加工のフライパンにバターをひとかけ溶かし、中火で熱する。おたま1杯分の生地を流し入れ、素早くフライパンを回して薄く均一に広げる。片面を1〜2分ずつ焼き、縁がめくれてきて裏面がきつね色になったら、スパチュラで慎重に返す。
4
ガレットに具材をのせる:バターを引いたフライパンに焼いたガレットを戻し、中火にかける。すりおろしたエメンタールチーズを散らし、ハムを1枚のせ、卵を加える。卵は直接ガレットの上に割り入れて目玉焼き風にしても、別にスクランブルエッグにしてから上にのせても構わない。塩をひとつまみ振り、ガレットの四辺を折り込んで四角形に整える。チーズがとろけて、卵がお好みの固さになったらできあがり。

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