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アメリカンなB級グルメをフランス風にアレンジする方法

2023.05.17
Macaroni& Cheese
この記事の中に
Bayonne Ham

ジャンボン・ド・バイヨンヌ IGP

アペリティフ
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A slice of Roquefort cheese

AOP ロックフォール

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Comte cheese

AOP コンテ

乳製品
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Camembert Cheese on green background

AOP カマンベール・ド・ノルマンディー

乳製品
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Brie

AOP ブリー・ド・モー

乳製品
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PGI Burgundy mustard

IGP ブルゴーニュ産マスタード

ソース&調味料
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Mimolette

ミモレット

乳製品
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B級グルメとは人それぞれで、どこで(いつ)育ったかが、味覚や食の好みに大きな影響を与えることがあります。今回は、アメリカのダイナーの定番のB級グルメを取り上げます。

アメリカは、様々な文化や背景を持つ人種のるつぼですから、「アメリカン」な食べ物とは何かを定義するのは難しいかもしれません。

アメリカのロードサイドの「ダイナー」には長年人気のある定番料理がいくつかあります。ホットドッグ、マッケン・チーズ、ベーコンエッグ&チーズなど、塩分高めの料理もあれば、パンケーキやアップルパイなど、デザートもあるのです。 パリッと焼いたチーズや、みんな大好きBLTサンドなど、フランスの味をあなたがよく知るアメリカンなB級グルメに取り入れる方法を考えてみました。

マッケンチーズ

マッケン・チーズはアメリカ全土で親しまれていますが、その味わい方は人それぞれ。チーズソースに、クリーミーなシェーブルやピリッとしたAOPロックフォール加えることで、フレンチテイストを取り入れることができます。また、ペリゴール産黒トリュフを使えば、この究極のB級グルメをより高級なものにすることができます。

黒トリュフとコンテのマック&チーズ

Maison Benjamin Signature Black Truffle and Comté Mac & Cheese

グリルドチーズ

アメリカ中のダイナーで、グリルド・チーズは必ずと言っていいほどメニューにあります(キッズメニューなら尚更!)。シンプルに焼いただけのチーズサンドイッチですが、少し手を加えるだけで、フランス風の華やかで贅沢な料理になるのです。まず、スライスしたフランス産のサワードウかパン・ド・ミを使用します。パンにディジョン産マスタードを薄く塗り、グリュイエールチーズ、AOPコンテ、AOPブリー・ド・モーをスライスしてのせます。さらに、フランスで最もポピュラーな生ハム、ジャンボン・ド・バイヨンヌを数枚と、ちょっとした甘味のアクセントにイチジクをスライスして数枚挟めば、ワンランク上のサンドイッチになります。サンドし終わったら、両側の外側にバターを塗り、タイムをふりかけてからコンロでグリルするだけです。

クロックムッシュ

Croque-Monsieur

ベーコン・エッグ&チーズ

卵、チーズ、ベーコンをロールパンに挟んだ、NYで人気の朝食サンド。ベーコンをバイヨンヌ・ハムに変えると、すっかりフランス風の朝食になります。また、ハムをフライパンで焼いてから挟むと、よりベーコンのようなカリッとした食感になるのでおすすめです。 

ホットドック 

ドイツのフランクフルトソーセージのフランス版「ナックダルザス」にすることで、アメリカの定番ホットドッグにアルザス風アレンジを加えましょう。豚肉と牛肉を使用したソーセージは、外皮がカリッとしていて、少しスモーキーな風味が特徴です。バゲットやブリオッシュのバンズに、シュークルート(ザワークラウト)やリースリングマスタードをトッピングして、フランスらしいアレンジでホットドッグをお楽しみください。

ピザ

ピザはイタリア料理だと言う人もいるかもしれませんが、アメリカでもイタリアと同じように、いや、それ以上に人気があります。家庭でピザ生地を作るのは時間がかかるし、初心者にはちょっと難しいかもしれませんが、スーパーにある冷凍のサクサクな生地を使えば、この定番のB級グルメをフランス風に簡単にアレンジできます。トッピングには、AOPブリー・ド・モーや、トマト、ハーブを組み合わせ、焼き上がったら新鮮なルッコラを添えてみましょう。

マッシュルームとジャンボン・ド・パリの早ワザピザ

Autumn mushroom pizza

BLT サンドイッチ

BLTとは、ベーコン、レタス、トマトを、マヨネーズで挟んだサンドイッチのこと。このB(ベーコン)をジャンボン・ド・バイヨンヌに変えるだけで、簡単にフランス風BLTを作ることができます(名前も変える必要はありませんね)。さらに、マヨネーズも手作りすることで、よりフランス感が増します。

フレンチ・マヨネーズ

Mayonnaise

ツナ・メルト

ツナ・メルトは、誰もが思い浮かべるB級グルメではないかもしれませんが(特に50歳未満の方)、これも、アメリカのダイナーでは定番のメニューです。このオープンサンド(タルティーヌ)を、フランス産の食材で簡単にアレンジすることができます。フランス産のツナの缶づめを使い、セロリやタマネギの代わりに(あるいはそれらに加えて)、手作りしたフレンチ・マヨネーズ、ディジョン産のマスタード、刻んだコルニッション、そしてケッパーを混ぜてツナサラダを作り、その上にミモレットチーズをのせて完成です。

パンケーキ

B級グルメがすべて「しょっぱい系」なわけではありません。パンケーキはアメリカ発祥ではないかもしれませんが、アメリカのブランチ(または深夜の空腹時)の定番として定着しています。パンケーキはバターとメープルシロップで食べるのが一般的ですが、ハチミツとフルーツのコンポートやコンフィチュールを使えば、簡単にフランス風の「デザート」になります。さらに、自家製ホイップクリームを使うのもおすすめです。  

桃のメイプルシロップのコンポート、フレッシュレモンクリームのクレープ

Crêpes with Lemon Crème Fraîche and Maple Syrup Peaches

アップルパイ

「アップルパイのようにアメリカン」という言葉があります。確かにアップルパイはアメリカで最も人気のあるデザートのひとつですが、更においしいフランス版アップルパイ、タルト・タタンをお忘れなく!キャラメリゼされたリンゴとフレーク状のパイ生地を組み合わせたこの魅惑的なデザートは、生クリームをたっぷりかけて食べるのが一番です。

フランス風アップルパイ「タルト・タタン」

Tatin tart

マグロ
マグロ
AOP ヴァレ・デ・ボー・ド・プロヴァンス オリーブオイル
AOP ヴァレ・デ・ボー・ド・プロヴァンス オリーブオイル