アッシュ・パルマンティエは、18世紀にフランスでじゃがいもを普及させた薬剤師アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエにちなんで名づけられた、フランスの家庭料理の定番。もともとはロースト肉の残りを活用した料理で、柔らかくほぐした肉とクリーミーなマッシュポテトを重ね合わせた、心温まるボリュームたっぷりの一皿です。今回ご紹介する鴨のアッシュ・パルマンティエのレシピでは、いつものひき肉の代わりに、ほぐした鴨のコンフィを使うことにより、伝統料理を格上げしました。表面がこんがりと黄金色に焼き上がれば、素朴でありながら贅沢で満足感はふれる、究極のフランスのおふくろの味の完成です。
鴨のアッシュ・パルマンティエは、フランス各地の家庭や居心地の良いビストロで親しまれている定番。冬の寒い夜のディナーや気軽な集まり、温かでボリュームのある手作りのごちそうを囲みたい時にぴったりです。シンプルなグリーンサラダと赤ワインを添えれば、その味わいはさらに引き立ち、フランスらしい、おうちごはんを楽しめます。
準備に必要な時間
材料 For
-
2 本
-
1 個
-
200 ml
-
600 g
-
100 g
-
10 ml
-
1 つまみ
-
作り方
1
じゃがいもの皮をむいて角切りにし、塩を加えた湯で約12分、柔らかくなるまでゆでる。
2
その間に、小鍋で牛乳とバターを温めて溶かしておく。
3
ゆでたじゃがいもを湯切りし、ポテトマッシャーでつぶす。温めた牛乳とバターを加え、ナツメグと塩で味を調える
4
玉ねぎの皮をむき、みじん切りにする。にんじんは皮をむいて細かい角切りにして、皿などに取っておく。
5
オーブンを240℃(グリルモード)に予熱する。
6
フライパンにオリーブオイル少量を熱し、玉ねぎに塩ひとつまみを加えて、弱火できつね色になるまで炒める。続けてにんじんを加え、さらに数分炒めたらチキンストックを注ぎ、5分ほど煮る。
7
鴨のコンフィの脂を取り除き、肉をほぐして小さく切る。フライパンに加え、約10分ほど煮て味をなじませる。
8
耐熱皿にフライパンの中身をを敷き詰め、上にマッシュポテトを均等に広げる。オーブンで表面がこんがりと色づき、少しカリッとするまで焼き上げる。
Contributor
Food blogger