フランスのクリスマス料理に関する5つのウソ?ホント?

牡蠣からフォアグラ、ブッシュ・ド・ノエルまで、フランスのクリスマス料理はお祝い気分を盛り上げてくれます。豪華なメニューとともに受け継がれているユニークな伝統には驚きが隠されているかもしれません。

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友人や家族とクリスマスを祝う風習は世界共通ですが、文化圏によって独自の行事や伝統があります。フランスでは、家族全員でテーブルを囲み、何時間もかけて楽しむ豪華なクリスマスディナーをとりわけ大切にしています(何と言っても、美食の国ですからね!)。牡蠣からフォアグラ、ブッシュ・ド・ノエルまで、フランスの伝統的なクリスマス料理をめぐる興味深い事実についてどのくらい知っているか、腕試しをしてみましょう。

 

1)クリスマスディナーはイブに楽しむ! 〇 or Ⅹ?

 

正解は〇!フランスでは、クリスマス当日ではなく、クリスマスイブに、家族や恋人同士でプレゼントを交換し、お祝いのディナーを楽しみます。このイベントは「ル・レヴェイヨン(目覚め、の意)」と呼ばれますが、これは豪華なコース料理を夜明けまで堪能するからです。

 

2)シーフードは欠かせない! 〇 or Ⅹ?

 

正解は〇!シーフードはクリスマスメニューの主役であり、アペロ(ディナーの前のドリンクと軽食)やオードブルをはじめ、さまざまなコース料理で供されます。くし形レモンとミニョネットソースを添えた生牡蠣の大皿、ブリニまたはトーストとサワークリームを添えたスモークサーモン、フレンチマヨネーズをかけた大海老、帆立のコキーユなど、想像するだけで涎が出てきませんか?

3)ヴァンショー(ホットワイン)は食事中に供する! 〇 or Ⅹ?

 

正解は✕!ヴァンショー(ホットワイン)はフランスの冬の定番です。屋外で楽しむことが多く、クリスマスマーケットでお買い物をしたり、アイススケートをしたりで冷えた身体を温めるための飲み物として人気があります。クリスマスディナーでは、ホストがとっておきのシャンパーニュやワインを用意するものですが、そのセレクションは家庭によってかなり異なります。

4)フォアグラはメインディッシュになる! 〇 or Ⅹ?

 

正解は✕!フォアグラは確かにクリスマスの食事に欠かせない定番食材ですが、アペロでブリオッシュやパン・デピス(ジンジャーブレッドの一種)に乗せて食べるのが慣例です。一般的にメインディッシュは丸鶏のローストです。ポピュラーなのは七面鳥ですが、鶏やホロホロ鳥、アヒル、ガチョウなどを供する場合もあります。

 

5)デザートが13種類も出てくる! 〇 or Ⅹ?

 

正解は〇!クリスマスに13種類のデザートを出す風習は、フランスのプロヴァンス地方に何世紀も前から伝わるキリスト教の伝統に由来しています。フランスではほとんどの家庭でデザートにブッシュ・ド・ノエルを楽しみますが、プロヴァンス地方ではドライフルーツやフレッシュフルーツ、ナッツ、ヌガー、そして「ポンプアルイユ」と呼ばれるオレンジ風味のブリオッシュケーキが食卓に並びます。

 

美味しいごちそうがこれほど豊富に揃っているのですから、フランス人がクリスマスディナーを心待ちにしているのも不思議ではありません。

【食にまつわるトリビア】 異国のクリスマス

ドイツには、クリスマス前になると隣人宅や友人宅にクリスマスツリーを見に行くという風習があるんですよ。訪問先のお宅では、シュナップスという強いお酒をグラスで振る舞われるそうです。また、イギリスのクリスマスの定番「クリスマスプディング」はもともとはお肉で作られていました。クリスマスプディングの最初のレシピは16世紀までさかのぼります。

フランスや世界のクリスマスに関する興味深い事実をお楽しみいただけたでしょうか?ホリデーシーズンのディナーパーティーの話題にぴったりかもしれません。クリスマス料理に詳しくなったら次は、クリスマスのレシピをご参照ください。
今年のクリスマスディナーにはぜひフランス風のレシピを取り入れて!

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