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チョコレートの祭典は秋が本番、 オレンジのリキュールとともに

山本真紀 山本真紀 , ワインライター 2021.10.29
MakiYamamoto_Chocolate

チョコレートのお祭りといえば、日本ではバレンタインの時期が最高潮。いっぽうフランスでは、秋に最大のピークがやってきます。毎年1011月に開催される「サロン・デュ・ショコラ Salon du Chocolat」は、選りすぐりのショコラティエが集まり腕を奮う一大イベント。これを機会にチョコとお酒で、秋の夜長に彩りをプラスしてみませんか。

チョコレートがファッションにも彫刻にもなる祭典
「サロン・デュ・ショコラ」(https://www.salon-du-chocolat.com/)は、1994年よりフランス貿易投資庁のバックアップを受けて開催されてきたチョコの見本市。
毎年パリで開催され、チョコレートに携わる専門家が約60ヵ国から500人以上集まります。
日本ではバレンタインの時期に合わせて開かれますが、パリでは秋に開催するのがお約束。この祭典、ただチョコレートを販売するだけではありません。
いつも話題にのぼるのは、本物のチョコレートを使ったドレスのファッションショー。
パティシエとファッションデザイナーが力を合わせて制作するドレスは、どれも全体がチョコレート系カラーながら、一つひとつ造形もチョコレートのあしらい方も自由自在で個性的。「さすが、見た目の美しいチョコレートを作る人たちは、ファッションとのコラボでも才能が花開くなぁ」なんてホレボレしてしまう作品ばかりです。
2021年にはスペインチームがパブロ・ピカソの「ゲルニカ」をテーマにしたファッションを手掛けるなど、テーマやメッセージがきちんと伝わるあたり、さすがモードの国!
ほかには、チョコレートで出来た巨大彫刻や絵画の展示あり、カカオ生産者による製造工程の説明あり。
また、フランスで活躍する日本人も含め、一流のシェフたちがクッキングライブで腕を惜しみなく披露。
過去にはサダハルアオキさんや辻口博啓さんが優勝した、由緒あるコンテストも見ものです。
さらにはチョコレートだけでなくペストリー部門も充実していて、パティシェたちのデモンストレーションも楽しめるんですよ。


オレンジ・リキュールで簡単カクテル
入場料を払えば誰でも参加でき、子供たち専用の展示も用意されているので家族連れの姿も多いサロン・デュ・ショコラ。
チャンスがあれば実際に会場入りしたいのはやまやまだけれど、すぐにパリへ行ける環境でなし……
ひとまず「秋はサロン・デュ・ショコラ」を合言葉とし、日本でチョコにふけってみましょうか。
少量の上質チョコをゆっくり味わうには、ぜひお酒をお供に。
チョコが静かに舌の上で溶けていくところへ、お酒の香りがふんわりのってくる瞬間がたまりません!
オススメは断然、フランス産のオレンジのリキュール天然のオレンジ成分がしっかり抽出されているので、
柑橘のさわやかさはもちろん、オレンジの木に咲く白い花の華やかな香りも放ちます。
お菓子作りにもよく使われながら、「ボトルで買ったはいいものの、なかなか減らない~」との声をときどき耳にします。
製菓用リキュールだと思われがちなオレンジ・リキュール、もちろん飲んでおいしいお酒なんです。
普段飲みに活用すべく、まずは1杯のオレンジリキュールとチョコレートを。
チョコレートの油脂分で口中がまったりしたところを、リキュールの柑橘フレーバーがさわやかにしてくれます。
サイドカーやマルガリータなど有名なカクテルに使われるリキュールでもありますが、トニックウォーターで割るだけで、ちゃんとカクテルになります。
なお、アルコールに弱い方は、紅茶にスプーン1杯分だけ入れてみて。
オレンジやレモンのスライスを入れたときとは異なる甘やかな香りの広がりは、フランス産オレンジ・リキュールならではの風味なのです。

 

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オレンジ・リキュールに合う、チョコを使ったレシピあれこれ

 

こごみ
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アペラシオン・ミュスカデ
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