2月2日はクレープの日!

By Keda Black

外出制限中はキッチンでいつもと違ったメニューにチャレンジするチャンス!コトコト煮込むお料理やジャムも良いけれど、2月は、クレープにトライしてみませんか?
2月2日はラ・シャンドルール(聖燭祭)といって、フランスの家庭では
クレープパーティーを開いて楽しくお祝いします。

Chandeleur

この記事の中に

クレープは万能メニュー!

聖燭祭は、数あるお祭りの中でも少し特別です。聖燭祭は、キリスト教と異教に起源があります。エルサレム神殿のキリストの象徴でもあるし、冬が終わり農作業の始まる象徴でもあります。それがどうして、クレープでお祝いするお祭りに発展したのでしょうか。それは、丸くて金色のクレープが太陽を連想させるからです。もともとクレープは去年の残りの小麦粉を使って作るため、繁栄の象徴でもあります。クレープを食べることで、暗い冬が少し明るく照らされるのですね! また、クレープが嫌いな人もほとんどいません。簡単に楽しく作ることができ、バターと砂糖を使いますがお腹にもたれることはなく、立派な食事のメニューにもなります。クレープを作ると、「これは誰のクレープ?」「ジャム取って!」と、キッチンが幸せな会話に満たされます。テーブルをセットすることも、テーブルに着くこともいらないので、準備も簡単です。

アレンジが無限のレシピ

おいしいクレープの秘訣は、焼く直前に、少し温かい溶かしバター60gを5~6人分の生地に加えることです。小麦粉600g、牛乳1.5ℓ、泡立てた卵12個を混ぜ合わせ、できれば1時間寝かしておきます。牛乳の3分の1量を、少量のビールやパスティス、ラム酒やオレンジリキュールに代えるといっそう美味しくなります。おすすめは、小麦粉の4分の1から3分の1を、より味のしっかりした小麦粉に置き換えること。今の季節では栗粉やスペルト小麦粉がお勧めです。クレープの軽さを損なうことなく風味を増す、ちょっとした裏技です。シックで美味しいクレープが出来上がります。

大事なポイント

焼く時は、バターをたっぷり使ってください!浅くて軽量の、専用のフライパンを使うとよりクレープをひっくり返しやすいです。あとは生地の薄さが大事。中強火にかけて熱したフライパンの中で泡立ったバターの上に、小さなお玉で生地を注ぎます。フライパンを回したり傾けたりして、生地を手早く広げます。まさに手首のエクササイズですね。1分もしないうちにクレープが焼きあがります。クレープの片面が焼けたら、すぐにひっくり返して反対側も焼き上げます。焼きあがったクレープは重ねて保温しておきます。

そして、手作りジャムやレモンジュース、オレンジジュース(これはいいアイデアです!)、砂糖、予め湯せんで柔らかくしておいたチョコレートスプレッド、さいの目に切ってソテーしたリンゴまたはリンゴのコンポート、自家製塩キャラメルなどを添えて、頂きます。 好みはみんな違っていて、何を添えるのがおすすめとか、このトッピングは駄目だとか、ぜひ試してほしいとか…テーブルは大騒ぎになります。いずれにしても、クレープでは、甘味のトッピングがおすすめです。食事としてのクレープを楽しみたい方はそば粉のクレープを試してみてください。クレープを作ると、あっという間にパーティー気分になりますよ!

Contributor

Keda Black
Keda Black

エディター

テイストフランスマガジン発行のメルマガを読む

このフィールドにご記入
登録が確定しました

Join our Taste France Family community

Become part of our community of passionate foodies with exclusive access to events, dedicated content, and more!