美食とワインの殿堂「国際ガストロノミー&ワインセンター」

By Jérôme Berger

2022年5月6日、仏ブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンに「国際ガストロノミー&ワインセンター(Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin)」が誕生しました。

この場所は、ブドウ畑で知られるグランクリュ街道のスタート地点であり、フランスの美食とブルゴーニュのクリマを称える一大拠点です。ぜひ足を運んでくださいね。

A Palace for the Palate

美食や食い道楽は悪癖と言われることもありますが、ディジョン市では、まったくそんなことはありません! ここは、食べることの楽しさが溢れた都市なのです。駅に着いて「国際ガストロノミー&ワインセンター方面」出口から進んでいくと、そこはもうアルクビューズ植物園の中。様々な品種のブドウや食用植物で彩られた真新しい植物の小道を散策することができます。ここは、ワインセンターという目的地に到着する前の、美しい前菜と言えるでしょう。

食べて、飲んで、学んで、お買い物も!

国際ガストロノミー・ワインセンターは、6.5ヘクタールもの広さを持つ旧病院の跡地にあります。古い石材とコールテン鋼が特徴的で、今は美食と文化を楽しむための場所に生まれ変わりました。

中には様々な展示ホールがあり、また、ミシュラン三ツ星レストラン「ラムロワーズ」のシェフ、エリック・プラ監修による地方色豊かなブラッスリーとグルメレストランもあります。

© ©Vincent Arbelet

ちょっと一杯飲みたくなったら、巨大なワインショップ&バーのカウンターへ。世界中から集めた3000種類以上のボトルワインと250種のグラスワインをおつまみとともに気軽に愉しむことができます。

マルシェの存在も見逃せません。パン、果物、野菜、魚介、ハム・ソーセージ、肉、チーズ、コーヒー、ケーキ、そして食器まで並ぶマルシェでは目移りしてしまうことでしょう。

© ©Jonas Jacquel

美味しさを学べるスペシャルな展示エリア

国際ガストロノミー&ワインセンターには、学びを深めるための4つの展示エリアがあります。

1つめは、フランス菓子のすべてを学べるセクション。お菓子作りの基本、技術、道具、モニュメントが紹介されています。

続いて2つめ、2010年にユネスコの人類無形文化遺産に登録された「フランスのガストロノミー」を紹介するコーナーです。レシピや裏技の紹介はありませんが、食事に関するフランス流の習慣やマナー、メニュー、ワインとチーズのペアリングなどを知ることができます。

2階に上ると少し雰囲気が変わり、3つめ、五感で学ぶためのセクションが始まります。小規模なワークショップを通して、触る・嗅ぐ・聞く・見る・味わう感覚を養ったり、驚異のデジタルキッチンでは、その場で瞬時にフランスの名物料理を作ることができそうです。

© ©La cité du bien boire et bien manger

4つめ、最後の展示はまた趣向が変わります。16世紀に建てられた病院の旧礼拝堂で、世界遺産にも登録された有名なブルゴーニュのクリマを体験できるコーナーです。ワインに関する予約制ワークショップ、没入感のあるビデオの上映、他にも体験談を聞いたり、インタラクティブなゲームが楽しめます。

テイスティング、ヴィンテージ、テロワール、ワインと料理のペアリングといった言葉に不慣れな方でも、四方の壁に映し出される映像や心地良い音に、グラス片手に夢中になって楽しいひとときを過ごせることでしょう。

豊かな展示と体験が待っている国際ガストロノミー・ワインセンターは、一度は訪問してみたい新名所です!

© ©Jonas Jacquel

La Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin
2 Rue de l'Hôpital
21000 Dijon, FRANCE

(月)1:30pm - 7 pm
(火~土)9:30am - 7 pm

Contributor

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Jérôme Berger

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