フランス産チーズの”Savoir-Faire”:カウンターで楽しむ5種のチーズとナチュラル・ワインとのペアリング

By 池水 みと

フランス産チーズの“Savoir-Faire”と題して、東京、Le Comptoir L‘Atelier渋谷店 にてCNIEL(フランス全国酪農経済センター、本拠地パリ)主催のプレゼンテーション&テイスティングが開催されました。本場フランスの雰囲気が感じられるバーカウンターを囲み、参加者はまずチーズの基本を学び、続いてフランスから届いたチーズとワインのペアリングを楽しみながら、フランス産チーズの魅力を存分に堪能しました!チーズ初心者の方にもぜひ知っていただきたい情報満載のイベントのダイジェストを前編・後編の2回に分けてレポート。今回はその後編をお楽しみください。

5 Cheese tastings

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sponsor コラボレーション CNIEL

フランス産チーズと、ナチュラル・ワインのペアリング

昨今では「チーズには赤ワイン」という固定観念はもうなくなっているかもしれませんが、もっと自由にペアリングを楽しむことで、チーズの味わい方ももっと広がっていくでしょう。迷った時には、カマンベールチーズとシードルを合わせるように、チーズとワインの産地を同じエリアのもので組み合わせれば間違いがないです。フランスでもチーズと日本酒を組み合わせて楽しまれるようになっていますから、これからが楽しみですね。今回のイベントでのペアリング例を中心に、チーズとワインの組み合わせについてまとめてみました。ぜひチーズとワインのペアリングを楽しんでいただきたいです。

コンテはどんなドリンクとも相性が良いのですが、サヴォワやジュラのアルボワの白ワインなど辛口白ワインや、ヴァンジョーヌと呼ばれるジュラの黄色ワインがおすすめ。今回のイベントでは、ナチュラルなペット=ナット(微発泡ワインと)とペアリング。酸味とコクがコンテのうま味と相性抜群でした。

●ブリー・ア・ラ・トリュフは、特徴的な香りがあり赤と白それぞれのワインとのペアリングが可能です。今回はカベルネソーヴィニヨンのタンニンとトリュフの濃厚さがぴったりでした。

ルブロションには白ワインと赤ワイン両方が合います。

フルム・ダンベールのような香り高いチーズのペアリングには、赤ワインが最適。今回のイベントでは濃いめのカベルネソーヴィニヨンを合わせましたが、シトラスやフローラルのアロマを感じる黄金色に輝く白ワイン、ソーテルヌやリースリングも相性が良いでしょう。

ポン・レヴェックには、フルーティーで爽やかな赤ワインに合います。今回のイベントではポン・レヴェックと同じノルマンディー地方で生まれたリンゴのお酒カルヴァドスとのペアリングを。

© (c) Mito Ikemizu

Les Vins:今回のイベントで提供されたワイン

■微発泡ワイン:Oracula,2021, Mama Ruta, Sud Ouest

■白ワイン:Gewurtzraminer 2016, Vignoble des 2 Lunes, Alsace

■赤ワイン:Le Tracteur 2017, Pinot Frères, Jura

イベント協力:Le Comptoir L’Atelier渋谷店 www.lecomptoir.co.jp

Instagram Rendez-vous with French Cheese (CNIEL) 

www.instagram.com/homeofcheese_jp

Contributor

池水 みと
池水 みと

エディター・ライター

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